頭痛

筋緊張型頭痛、片頭痛

頭痛

鍼の効果を科学的に検証しています。

頭痛に作用する鍼の技術を構築しています。

薬を飲む回数が減り、安心した日常を取り戻せます。

「頭痛が酷くて脳神経外科でCT、MRI検査をうけてきた」といわれる事がよくあります、頭が痛いので、脳で異常がないかと思い検査を受けていると思います。

頭痛の原因

脳実質自体には知覚神経はないので、あまり痛い症状は出ずらく、頭痛は一般的には血管が原因とされていますが、現代医学でもまだ全てを解明していません。

機能性頭痛

【機能性頭痛】鍼灸院で扱っている、頭痛といわれているもので、頭痛の90%を占め、女性に多い慢性頭痛をいいます。

機能性頭痛の種類

  • 筋緊張型頭痛(筋肉の緊張からくるもの)
  • 機能性頭痛の70~80%、原因は肩コリ、首コリ。
  • 頭痛(吐き気、嘔吐する)
  • 原因は血管説(セロトニン学説)、三叉神経説など不明。
  • 群発性頭痛(片側の目の奥をえぐる様な強い痛み)
  • 機能性頭痛の1%で若い男性にみられる。内頚動脈の拡張が原因か。

鍼灸の適応

鍼灸では頭痛での90%を占める・筋緊張型頭痛・片頭痛・群発性頭痛になります。

症候性頭痛

熱がある、手足・顔の麻痺、視覚の異常、上手く喋られない等の全身症状を伴いますので、救急を要する為、鍼灸院では拝見しずらいものを指します。

【症候性頭痛】

急性頭痛、命に関わる頭痛で身体の全身症状が現れる、頭痛の10%位。

  • くも膜下出血(頭を強く一度叩かれる様な痛み)
  • 頭蓋内出血
  • 脳梗塞
  • 脳腫瘍
  • その他

病院の薬処方

筋緊張型頭痛の薬

  • 鎮痛剤
  • 抗うつ薬
  • 筋弛緩

片頭痛の薬

  • カルシウム拮抗薬
  • β遮断薬
  • 抗てんかん薬
  • 抗うつ薬
  • アンギオテンシン変換酵素阻止薬

群発性頭痛の薬

  • カルシウム拮抗薬
  • 抗そう薬

薬物乱用頭痛

薬の飲みすぎ

この頭痛は薬物の過剰服用がトリガーとなり、痛みの閾値が下がって、痛みの感受性が過敏になるってしまうことが原因と考えられています。

薬の過剰服用

1か月に10回以上服用すると薬物乱用頭痛(MOH)を起こしやい状態にあります。また、片頭痛の薬、トリプタン製剤はエルゴタミン製剤や鎮痛薬に比べて、より少ない服薬回数でMOHになる傾向があるとの報告があります。

手軽さ

薬物乱用頭痛になりやすい片頭痛の方にとって、薬は手軽で、簡単に購入できるため、頭痛を起こす不安から、早めに薬を飲むという悪い習慣がついたり、自己判断で薬の量が増えてしまうという傾向があります。

薬物乱用頭痛の診断基準

薬物乱用頭痛
  • A頭痛は1ヶ月に15日以上ある。
  • B頭痛の急逝治療および対症療法の薬が3ヶ月を超えて服用されている。
  • C頭痛は薬物乱用のある間に出現あるいは著名に悪化する。
  • D薬物乱用の使用中止後、2ヶ月以内に頭痛が消える、もしくは以前のパターンにもどる。

頭痛の中で緊張型頭痛、片頭痛に次いで3番目に多い疾患です。頭痛を主訴に神経内科を受診する患者の 5~10%が薬物乱用頭痛に該当するとの報告もあり、頭痛外来においてはその数はさらに多いと考えられています。

頭痛と鍼

頭痛に鍼をする場合、筋緊張型頭痛か片頭痛か、両方の性質が合わさった混合型頭痛なのかを鑑別し把握することが必要です。

頭のどの辺りで痛いのかは、鍼施術の大きなヒントになります。

筋緊張型と交感神経

筋緊張型頭痛の場合は交感神経の興奮を抑制する事で、副交感神経が優位となり、血流を良くしてリラックスさせることが必要です。

片頭痛とマッサージ

頭痛が辛くて、マッサージに掛かった事がある方も多いかと思いますが、片頭痛の場合は局所血流を増やす事をしない方が良いと考えられています。血流と拍動が痛みを刺激します。

病む箇所で分ける

あなたの頭痛は、どのへんで病んでいますか

専門的な頭痛分類

当院は頭痛を細かく分けて鍼をしています。